看護師というのは、医療サービスの提供者であると同時に患者と直に接することから高いコミュニケーションスキルが求められます。患者とコミュニケーションを円滑にするために、いくつかのスキルを覚えておくと現場で活かすことができるでしょう。

例えば、患者の話に耳を傾けるときには、できるだけ受け身で話をしっかりと聞く姿勢が求められます。患者の中には現在の病状について看護師と話したいと考えている人もいます。そうした時に、相手が安心して話すことができるよう、目線を合わせて傾聴の姿勢を見せることです。子供や車椅子を利用している人の場合は、少し姿勢をかがめつつ、会話を聞くようにするのがコツです。こうすることで、患者は看護師に対して話をしやすくなります。

また、患者とコミュニケーションをとるときには、状況に応じて声のトーンを高くしたり、または、低くすることがコツです。患者が明るい話をするときには、できるだけトーンを高めて明るく接するようにします。逆に、シーツやおむつの交換を行う場合は、できるだけ声のトーンを低くし、余り大きな声で話さないようにしましょう。患者も羞恥心があるため、おむつの交換を明るくて大きな声で伝えられると戸惑ってしまいます。そこで、声のトーンを落としてプライバシーを守るように気をつけます。患者とのコミュニケーションは臨機応変に対応しなければならないので難しいと考えられがちですが、コツを押さえれば柔軟に対応できます。尚、患者とのコミュニケーションにお悩みならば、こちらの参考サイトがオススメです。